日本橋高島屋開店90年記念として、2023年3月1日~21日に開催された「ていねいに美しく暮らす 北欧デザイン展」が盛況のうちに終了しました。
※東京での会期は終了しております。
今後、名古屋と大阪に巡回いたします。
・2023年4月20日~5月7日 ジェイアール名古屋タカシマヤ 10階特設会場
・2023年8月9日~20日 大阪高島屋 7階グランドホール
詳細はこちらよりご覧ください。
椅子研究家の織田憲嗣先生が築き上げた「織田コレクション」の中から、選りすぐりの家具と日用品が展示され、レ・クリントも様々な空間の中でご紹介いただきました。
北欧では19世紀末から「美が人生を豊かにする」という理念が提唱され、美しいことが人々の生活に良い影響を及ぼし、より良い社会を作っていくという考えが浸透してきました。その北欧の思想をベースに展覧会では、家具から日用品まで、デザイナーと共に紹介。展覧会のハイライトともいえる第3章の「心の居場所」の展示では、北欧の部屋がリアルに再現され、照明が灯っていくことで、朝から夜へと移る北欧の一日を演出していました。
ゆっくりと暗くなる北欧では、コーナーや窓辺にひとつずつ、照明やキャンドルを灯していきます。天井からの光で部屋全体を明るくするのではなく、必要な場所に必要なだけ、部屋の照明を1灯だけでなく複数ちりばめるのが北欧ならではの照明使い。また、徐々にあかりを点けていくことで陰影が生まれて、リラックスできる“ヒュッゲ”な空間が生まれます。日本の住宅でも、北欧ならではの光の使い方を取り入れ、心地よい時間をお過ごしください。
近年、幸福度の高さでも注目される北欧の、新たな魅力を感じていただけたのではないでしょうか。本展覧会は名古屋、大阪でも開催予定ですので、ぜひお立ち寄りください。